経費・節税

自宅兼事務所の家賃・光熱費を経費にする方法|按分の計算例と注意点【2026年版】

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自宅で仕事をしている個人事業主にとって、家賃や光熱費は毎月必ず発生するコストです。これらを事業割合に応じて経費に計上することで、課税所得を抑えることができます。

ただし、自宅の費用をそのまま全額経費にすることはできません。事業で使っている分だけを「按分(あんぶん)」して計上するルールになっています。

この記事では、家賃・光熱費の按分の方法と、経費計上する際の注意点をまとめます。なお、税務上の正確な判断は税理士にご相談ください。

📋 この記事でわかること
・家賃を経費にするための按分の計算方法
・光熱費の按分の考え方
・按分の根拠をどう残すか
・賃貸と持ち家での違い

按分とは何か

按分とは、プライベートと事業の両方に使う支出を、事業で使っている割合に応じて分ける計算方法です。自宅兼事務所の費用は「家事按分」とも呼ばれます。

按分した事業割合分のみを経費として計上できます。プライベート分は経費になりません。


家賃の按分方法

家賃の按分は、床面積の割合を使うのが一般的です。

📌 計算式
経費にできる家賃 = 月額家賃 × (仕事に使っている部屋の面積 ÷ 自宅全体の面積)

計算例

📌 具体例
・月額家賃:80,000円
・自宅全体:60㎡
・仕事部屋(書斎):12㎡

按分割合:12㎡ ÷ 60㎡ = 20%
経費にできる金額:80,000円 × 20% = 16,000円/月(年間192,000円)

仕事専用の部屋がある場合はその面積を使います。リビングなど共用スペースも仕事に使っている場合は、合理的な割合(例:使用時間の比率)で判断することになります。

賃貸の場合

賃貸の場合は家賃の按分分を「地代家賃」として経費計上できます。特別な手続きは不要です。

持ち家(ローンあり)の場合

持ち家でローンを支払っている場合、ローンの元金部分は経費になりません。利息部分は按分して「利子割引料」として計上できる場合があります。また、固定資産税・火災保険料も按分して経費にできます。詳細は税理士にご確認ください。


光熱費の按分方法

電気代・ガス代・水道代も、自宅兼事務所として使用している場合は按分して経費にできます。

電気代の按分

電気代は面積比 × 使用時間比で按分するのが合理的とされています。

📌 電気代の計算例
・月額電気代:8,000円
・面積按分:20%(先ほどの例と同じ)
・1日の仕事時間:8時間(全体24時間のうち33%)

按分割合:20% × 33% = 約7%
経費にできる金額:8,000円 × 7% = 約560円/月

計算が複雑になる場合は、面積比のみで按分する方法を採る方も多いです。重要なのは合理的な根拠があることです。

ガス代・水道代

ガスや水道は、仕事での使用割合が低い場合は経費計上しないこともあります。経費にする場合は面積比などで按分します。


按分の根拠を残す方法

税務調査があった際に按分の根拠を説明できるよう、記録を残しておくことが大切です。

残しておきたい記録
・間取り図(仕事部屋の面積がわかるもの)
・按分割合の計算メモ(面積・時間などの根拠)
・毎月の家賃・光熱費の領収書や振込明細
・按分の方針を変えた場合はその理由のメモ

按分割合は合理的であれば認められますが、極端に高い割合(例:自宅の90%を仕事で使っているなど)は説明が難しくなります。実態に即した割合を設定しましょう。


会計ソフトで按分を記録する

会計ソフトでは、家賃や光熱費の支払いを記録する際に経費として計上する金額を入力できます。毎月同じ割合で計上する場合は、定期的な取引として設定しておくと入力の手間を省けます。

freeeやマネーフォワードでは「家事按分」の設定機能があり、自動で按分計算を行えます。毎月の入力作業をスムーズに進められます。

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まとめ

📌 自宅兼事務所の経費按分まとめ

🟢 家賃:仕事部屋の面積 ÷ 全体面積で按分→「地代家賃」に計上
🔵 電気代:面積比 × 使用時間比で按分→「水道光熱費」に計上
ガス・水道:仕事での使用が少ない場合は計上しないことも

📝 按分の根拠(間取り図・計算メモ)は保管しておく

家賃や光熱費の按分は、継続的に計上できる節税の機会です。合理的な根拠を持った割合を設定し、毎月コツコツ記録しておきましょう。

本記事はアフィリエイト広告を含みます。掲載情報は2026年5月時点のものです。経費の判断は状況によって異なります。詳細は税理士にご確認ください。