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独立して最初に後悔すること、知っていますか?
多くの個人事業主が口をそろえて言うのが「確定申告をなめていた」です。毎月の取引を記録していなかったせいで、3月の申告直前に1年分の領収書を前にして途方に暮れる——そんな経験をした人は少なくありません。
でも、それは会計ソフトを使えばほぼ解決できる問題です。
この記事では、個人事業主・フリーランス向けに請求書ソフトと会計ソフトの選び方を整理します。帳票(請求書・見積書)を作れればいい人向けの無料の請求書ソフトと、青色申告まで一本化したい人向けの会計ソフト3選(freee・マネーフォワード・やよい)を、料金・機能・サポートの観点から正直に比較。請求書だけ無料で始めたい方には、請求書作成サービスのMisocaもご紹介します。
・個人事業主の請求書ソフトの選び方(無料・有料の違い)
・帳票作成だけならどのツール?青色申告までやるならどの会計ソフト?
・freee・マネーフォワード・やよい・Misocaの正直な違い
・あなたの状況に合ったソフトの見つけ方
まず、会計ソフト選びの3つの分岐点
細かい比較の前に、あなたがどのタイプかを確認しましょう。ここを見誤ると、合わないソフトを選んで後悔することになります。
分岐点①:青色申告をするか?
所得から最大 65万円 を控除。所得税率20%なら 年13万円の節税 になります。
複式簿記での記帳が必要になるため、会計ソフトを使うと作業を進めやすくなります。freee・マネーフォワード・やよいの3つはすべて対応しています。「とりあえず請求書だけ作れればいい」という方はMisocaで十分な場合もあります。そもそも青色申告と白色申告でどう違うのか整理したい方は、青色申告と白色申告の違いとは?を先に読んでおくと判断しやすくなります。
分岐点②:どれだけ自動化したいか?
銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取り込む機能は、取引件数が多い方にとって月数時間の節約になります。freeeとマネーフォワードは特にこの機能が充実しています。両者の自動化のしくみや使い勝手の違いは、freeeとマネーフォワードはどっちがいい?違いを徹底比較で詳しく比べています。
分岐点③:困ったとき電話で聞けるか?
「申告の直前に疑問が出たら電話で聞きたい」——電話サポートを重視するなら、やよいの青色申告は有力候補です。特にサポート付きプランを選びたい初心者に向いています。他の2つ(freee・マネーフォワード)はチャット・メール対応が中心です。
個人事業主におすすめの会計ソフト3選
1位:freee会計|"はじめての人"が最も安心して使えるソフト
freeeが初心者に強い理由は、設計思想にあります。「簿記の知識がなくても青色申告できる」をコンセプトに作られており、専門用語をできる限り排除したインターフェースが特徴です。
確定申告書の作成も、「売上はいくらでしたか?」「経費はありますか?」といった質問に答えていくだけで完成します。「貸方・借方って何?」と悩む必要はありません。スマホアプリの完成度も高く、外出先で領収書を撮影するだけで記帳が完了します。
・簿記・会計の知識がゼロからスタートする
・スマホで移動中にもサクッと管理したい
・はじめての青色申告で、ガイドに沿って進めたい
2位:マネーフォワード クラウド会計|コスパと自動化で選ぶならここ
マネーフォワードの最大の強みは2,300以上の金融機関・サービスとの自動連携です(2026年6月時点)。freeeの1,500社以上と比べても圧倒的な数で、「このカードは連携できるかな?」という心配がほとんどありません。月額もfreeeより80円安く、年払いで比べると年間960円の差になります。
・月額コストをできるだけ抑えたい
・取引件数が多く、自動連携で時短したい
・複数の銀行・カードを一元管理したい
3位:やよいの青色申告 オンライン|「電話で聞ける」という安心感
やよいは業務用会計ソフトとして長年使われてきた老舗ブランドです。27年連続業務ソフト売上No.1の実績(2025年時点)があり、信頼性を重視する方に選ばれています。他のソフトと最も差がつくのが電話サポート(ベーシックプラン以上)。確定申告の時期になって「この処理どうすればいい?」と焦っても、電話一本で相談できます。
・確定申告の時期に電話で相談できる環境がほしい
・老舗ブランドの安心感を重視する
・インボイス・電子帳簿保存法への対応を確実にしたい
※やよいの無料キャンペーンは時期によって変わります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
「初心者向けのfreee」と「サポートが手厚いやよい」のどちらにするか迷う方が多いので、freeeとやよいの青色申告はどっちがいい?(初心者向けの比較)で、画面のわかりやすさ・料金・サポートを正面から比較しています。
個人事業主の請求書ソフトの選び方|無料・有料の違いと主要ツール比較
「帳簿づけまでは必要ない。請求書や見積書などの帳票だけ作れれば十分」という個人事業主・フリーランスも多いはずです。その場合は、会計ソフトではなく請求書ソフト(請求書作成サービス)を選ぶ手があります。ここでは、個人事業主が請求書ソフトを選ぶときの考え方を、無料と有料の違いを軸に整理します。
・無料で始められるか(取引が少ないうちは無料プランで足りることも)
・インボイス・電子帳簿保存法に対応しているか(適格請求書の様式に対応しているか)
・使っている(将来使う)会計ソフトと連携できるか(帳簿づけに広げるとき手間が減る)
無料の請求書ソフトと有料の違い
個人事業主向けの請求書ソフトは、大きく無料プラン中心のサービスと有料の会計ソフトに付属する請求機能に分かれます。どちらが向いているかは、月の請求書の枚数と、帳簿づけ・確定申告まで一本化したいかで決まります。
| 項目 | 無料の請求書ソフト | 有料(会計ソフト付属) |
|---|---|---|
| 料金 | 0円〜(送付数に上限あり) | 月900円前後〜 |
| 請求書・見積書・納品書 | ○ | ○ |
| インボイス対応 | ○ | ○ |
| 帳簿づけ・青色申告 | × | ◎ |
| 銀行・カード自動連携 | × | ◎ |
| 向いている人 | 請求書の枚数が少ない/まず無料で始めたい | 確定申告までまとめて1つで管理したい |
※プラン内容・無料枠は変更される場合があります。最新条件は各公式サイトでご確認ください。
つまり、当面は請求書だけ・枚数も少ないなら無料の請求書ソフトで十分なことが多く、帳簿づけや青色申告までまとめたいなら、請求書作成機能も内蔵した会計ソフト(freee・マネーフォワード・やよい)に寄せるのが効率的です。なお、これら会計ソフトにも請求書作成機能は標準で付いています。「帳簿も請求書もまとめて1つで管理したい」なら、上で紹介した会計ソフトを選べば請求書作成までカバーできます。逆に当面は請求書だけに絞って無料で始めたいなら、次のMisocaが有力です。
Misoca|請求書作成に特化した無料サービス
いまは帳簿管理よりも、まず請求書作成を優先したい方には、Misocaが有力です。Misocaは弥生グループの請求書サービスで、月10通まで完全無料。インボイス制度・電子帳簿保存法に対応し、弥生・freeeなどの会計ソフトとの連携も可能です(無料プランは1名利用)。ただし、帳簿管理・青色申告そのものを行う会計ソフトではない点に注意してください。最新の条件は公式サイトでご確認ください。
・請求書の作成だけが当面の目的
・まずは無料から試してコストを抑えたい
・将来的にやよいと連携させる予定がある
3ソフト比較表+請求書作成サービス
| 項目 | freee | マネーフォワード | やよい | Misoca |
|---|---|---|---|---|
| 月額料金(目安) | 980円〜 | 900円〜 | 983円〜 | 0円〜 |
| 青色申告対応 | ◎ | ◎ | ◎ | × |
| 銀行自動連携 | ◎(1,500社〜) | ◎(2,300社〜) | ○ | × |
| 電話サポート | × | × | ◎ | × |
| スマホアプリ | ◎ | ◎ | ○ | ○ |
| 無料で試せる | 30日間 | 1ヶ月間 | 初年度無料※ | 常時無料 |
| 初心者向け | ◎ | ○ | ○ | ◎ |
※料金・機能・キャンペーン内容は2026年6月時点の公式情報等をもとに作成しています。最新情報は各公式サイトをご確認ください。
月額だけでなく、プラン別に1年間でいくらかかるかを正確に知りたい方は、freee・マネーフォワード・やよいの年間費用はいくら?でプランごとの総額を比較しています。
「結局どれにすればいい?」約3分で診断
よくある失敗:ソフト選びで後悔するパターン
初心者には使いやすい反面、「思ったより料金がかかった」「スタンダードプランへのアップグレードが必要になった」というケースがあります。まずは無料トライアルで必要な機能を確認しておくと安心です。
月額はfreeeより80円安いですが、「初心者向けの手厚いガイドがほしかった」という声もあります。操作に慣れている方には合いやすいですが、会計が完全に初めての方は操作感を試してから決めることをおすすめします。
サポートが充実している反面、「スマホアプリが使いにくかった」「freeeより銀行連携の対応数が少なかった」という声もあります。外出先でのスマホ操作を重視する方は注意が必要です。
あなたに合うソフトの判断フロー
| あなたの状況 | 合いやすいソフト |
|---|---|
| 会計・簿記がまったく初めて | freee |
| 月の取引件数が多い(20件以上) | マネーフォワード |
| 困ったとき電話で相談したい | やよい(ベーシックプラン以上) |
| とにかく年間コストを抑えたい(初年度) | やよい(初年度無料キャンペーン※) |
| まずは請求書だけ作れればいい | Misoca |
| スマホメインで管理したい | freee |
※やよいの初年度無料キャンペーンは時期によって変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
請求書・帳票作成に関するよくある質問
個人事業主の請求書は何で作るのがいい?
取引件数が少ないうちは、無料の請求書ソフト(Misocaなど)で十分なことが多いです。帳簿づけ・青色申告まで見据えるなら、請求書作成機能も備えた会計ソフト(freee・マネーフォワード・やよい)にまとめると、後から二度手間になりにくいです。
無料で使える請求書ソフトはある?
あります。Misocaは月10通まで無料で、インボイス対応の請求書を作成できます。送付数が増えてきたら、有料プランや会計ソフトへの切り替えを検討するとよいでしょう。
Excelで請求書を作るのとどちらがいい?
Excelでも作れますが、通し番号の管理・インボイス様式・控えの保存などを自分で整える手間がかかります。請求書ソフトなら様式が用意され、作成・送付・保存をまとめて管理できるため、件数が増えるほどソフトが有利です。
請求書ソフトはインボイス(適格請求書)に対応している?
主要な請求書ソフト・会計ソフトはインボイス制度に対応しています。ただし登録番号の記載など運用面は自分で確認が必要です。対応状況は変わることがあるため、申し込み前に各公式サイトで最新情報をご確認ください。
会計ソフトは無料で使い続けられる?
freee・マネーフォワード・やよいは、いずれも青色申告まで行うには有料プランが基本です。無料で使えるのは一定期間の無料トライアル(freeeは30日間、マネーフォワードは1ヶ月、やよいは初年度無料キャンペーン※)で、その後は年間1万円前後の料金がかかります。買い切り型ではなく月額・年額の継続課金である点に注意してください。一方、請求書の作成だけなら、Misocaの無料プラン(月10通まで)のように継続して無料で使える選択肢もあります。
途中で別の会計ソフトに乗り換えられる?
乗り換え自体は可能ですが、それまでの取引データの移行は手作業が必要になる場合があり、年度の途中だと手間が増えます。そのため、はじめに無料トライアルで操作感を確かめ、できるだけ早い段階で自分に合うソフトを1つに決めておくのが失敗を防ぐコツです。迷う場合は、無料診断で候補を絞ってから試すと無駄が少なくなります。
まとめ
🟢 はじめての青色申告・スマホ派 → freee
🔵 コスパ重視・取引件数が多い → マネーフォワード
🔴 電話サポートがほしい・老舗安心派 → やよいの青色申告
⚪ まず請求書だけでいい → Misoca
どのソフトも無料トライアルや無料プランがあります。まず試してみて、使い勝手を確かめてから決めるのが一番です。
会計ソフトが決まったら、事業用口座・請求書・法人化・資金繰りまで含めてバックオフィス全体を整えておくと、その後の事務がぐっと楽になります。何から手をつけるか迷う方は、姉妹サイトのひとり社長のバックオフィス設計診断もあわせてどうぞ。
